Windowsパソコンが故障した場合、BitLocker回復キーの入力を促される場合があります。
Windowsパソコンに内蔵されているHDDやSSDをマイクロソフト製の暗号化ソフト=Windows BitLockerドライブ暗号化「BitLocker」によって暗号化した場合、パソコンを分解してHDDやSSDを取り出してもデータが見られなくなります。
この機能は便利な反面、しっかりとデータバックアップが出来ていなければ、HDDやSSDのデータ保存領域が物理障害を起こした場合にもデータを取り出すことができなくなります。
「Windows BitLockerドライブ暗号化」
また、この「Windows BitLockerドライブ暗号化」は、パソコンの使用開始時にシステムから設定するように促されるので「気づかないうちに暗号化してしまっている」場合や、パソコンの納入設定業者さんが「パソコン納入設定時に暗号化してしまっている」場合もあります。
「BitLockerを解除」するためには「回復キー」が必要ですが、この回復キーは「マイクロソフトアカウントに紐づけされている」ため、マイクロソフトアカウント認証が通らない場合解除ができません。
「マイクロソフトアカウント認証」
マイクロソフトアカウント認証は、登録したメールアドレスとパスワードで認証することができますが、「BitLockerを解除」するために必要な「回復キー」を入手するためには「SMS認証」が必要です。
「SMS認証」
「SMS認証」は、本人確認のための二段階認証です。
マイクロソフトアカウントを登録した際に設定する重要な項目は下記の3点です。
1)メールアドレス
2)パスワード
3)電話番号
注!!!・・・3)の電話番号を固定電話で登録している場合「固定電話番号はSMS認証が不可能」なため、結果として「BitLockerを解除」するために必要な「回復キー」を入手することができません。
「固定電話番号や携帯電話番号を変えてしまってSMS認証が出来ない場合の暗号化解除」
当店のように、HDDやSSDのデータ保存領域に物理的な故障のある記憶媒体からデータ復旧している業者でも、「BitLocker回復キー」が無ければ、復旧できるデータも暗号化解除はできません。
「データ復旧でBitLocker回復キーや暗号化解除でお困りの場合」
まずは、お電話か「お客様情報送信フォーム」らご連絡ください。
お客様のお手元にある情報で、BitLockerの暗号化解除ができるかどうかは、データ復旧可否診断料の範囲(HDDの場合3,300円、SSDの場合5,500円)で診断させていただきます。
情報に不足がある場合、BitLockerの暗号化解除が出来ない場合もありますし、BitLockerの暗号化解除に約1ケ月かかる場合もあります。
マイクロソフトアカウントの取り扱いには十分ご注意ください。
よろしくお願いいたします。